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人と野生生物のための土地利用計画

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ねらい
このアクティビティーを通して子供達に都市やその他の地域社会の土地利用計画において重要な検討事項を説明させ、発展中の都市における野生動物や自然環境への悪影響を減少させうる方法を示させ、現代都市が人間と野生動物が共生できる場所へと向上させることのできる行動を説明させる。

 

方法
子供達が今住んでいる地域社会ができる前には、どのような場所であったかを想像し、調べる。そして、計画上の地域社会をデザインし、そのデザインした地域社会のモデルを作って評価する。

 

背景
メモ:このアクティビティーは人々や野生生物、環境に影響を与えることがらに焦点を絞るのと同時に土地利用計画の重要性に関する一連のアクティビティーを完結させるのに効果的に利用できる。

 

都市は人々が住む場所から食料までの必要なものを満たすために互いに集まってくるのに伴って発展してきた。典型的な都市は流通と商業の中心として、そして人々が日々直面する生きるために必要な手段を提供して発展してきた。しかし都市の発展は、ありがたくもあり、またありがたくないものでもあった。特定の地域における人口集中によって、そこに住んでいた植物や動物はいなくなり、人口密集地特有の問題を引き起こす。
例えば、様々な形の汚染−工場の生産物から人間の廃棄物まで−が、中心部に集積し、しかもそれへの適切な対処方法が見つからないことがよくある。
多くの都市は注意深く設計してできたものではない。たいていは偶発的に発展し、危機が緊急事態になってから問題に目が向く。犯罪、失業、貧弱な家々、スモッグ、水不足、工場や廃棄物による水質汚染、エネルギー消費、輸送コスト、虫食い状の開発は全て今日都市が直面している一連の問題としてまとめられる。人々は、どのように、そしてどこに住むかを考える時多くの重要な選択に直面する。合衆国の多くの人は往々にして、都市から郊外や地方の生活へと移りつつあるが、元いた場所から移る原因となった問題を同じよ

 

 

 

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